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ジャガーの豆知識 About a Jaguar
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Chapter:2

vol3

最新のジャガーXJシリーズには、量産車として世界初のアルミニウムモノコックボディが採用されております。同クラスの競合車と比較して最大約280kgもの軽さを実現し、驚くべき加速性能を獲得。ゆとりのボディサイズを実現しながら、優れた低燃費を達成いたしました。このボディは最新航空機専用接着技術とリベット接合技術の融合により、スチールボディを大幅に上回る高強度ボディに仕上がり、ねじれ剛性が高く、高速コーナーリング中でも頼もしい安定性を確保しています。ジャガー社とアルミニウムの関係は、創業時からであり前身である「スワロー・サイドカー・カンパニー」時代にスワローサイドカーモデル4ですでに、断面が6角形のアルミボディパネルを採用し一世を風靡しました。 その後も、1948年発表のXK120の初期生産の240台にはアルミボディを採用。1951年、53年ル・マン優勝車XK120C(C:コンペティションの意味)通称Cタイプ。1955年から57年にル・マン3連覇を成し遂げたXK120Cのシリーズ4(Dタイプ)。幻のレーシングカーXJ13。1991年発表のXJ220。など、数々の名車にアルミニウムを採用してきました。
X350型

vol4

馬車の馬に変わりエンジンが登場した時代、自動車のボディをつくる技術は、馬車づくりの職人に委ねられました。インテリアの装飾に高級馬車や家具づくりの技法が活かされたのもこの時代です。ジャガーのインテリアの魅力をより高めるウッドパネルは、今も残る伝統技術と最新テクノロジーを融合させ、これまで以上の艶と耐久性を高めています。従来は、ヒビ割れしないよう合板の表面にウッドパネルを貼りこんでいましたが、現在はアルミやマグネシウムの基盤に熱処理(プレス工程でこれらの構成品を高温(140℃)、高圧(1平方インチあたり1,000ポンド)状態にして、安定した、精度の高い合板を製作)して張り込む技術が発達しました。

美しい表面処理や細かい部分まで張り込むことが可能となり、熱や乾燥などの厳しい条件にも耐久性が大幅に高められました。最新のジャガーには、XJとXKにはウォールナット(くるみ材)、SタイプにはブロンズマドロナウッドXタイプにはサペリポメルウッドの3種類が使用されています。ウォールナットは、「くるみの枯木」の根の部分を充分に乾燥させ、1ミリにも満たない厚みにスライスした後、基盤に貼り込む技法で、(ジャガーの場合は7枚)建築、高級家具、乗り物の内装材として使用してきました。自然が生み出す不思議な木目模様は、古くから珍重され、この模様の出具合によって等級もつけられています。くるみの木は、より多くの実を収穫する為に「接ぎ木」作業をしたり、気象変化などによって不思議な木目模様が生まれます。かつてのXJソブリンやデイムラーに使用されている「バーウォールナット」は、バー(渦巻き模様)を持ったウォールナットのなかでも最上級の部材です。

Sタイプに使用されているブロンズマドロナウッドは、非常に高い光沢、そして滑らかで均一な波状の木目を持つ素材で、高級木工製品や家具など象嵌仕上げでポピュラーに使用されている高級素材です。Xタイプに使用されているサペリポメルウッドは、その美しい艶とビビットな木目のジャガー伝統の内装材のひとつです。樹種名はサペリ。センダン科の広葉樹で、サペリマホガニーの別名を持つことからも分かるように、リボン杢と言われる光沢が縞状に変化した木目が美しく、乾燥後に狂いがすくない性質から家具材、内装材、床材、楽器などに使用される高級木材です。

ジャガーに使用されているウッドパネルは、車内の左右でシンメトリーになるよう、1台分をすべて同じ木から取っており、1台1台、すべて木目が違います。非常に所有感のある車になっております。ジャガーが、ウッドやレザーをふんだんに使用しているのは、単なる高級感を与えるためではありません。これは、寒く曇りの日が多い英国の人々が部屋の中で木材や革を使って温もりあるしつらえにする国民性から生まれた伝統です。
Chapter:1
Vol.1:
「ジャガー」ネーミングの由来

Vol.2:
ジャガーのマスコット「ザ・リーピング・ジャガー」について

Chapter:2
Vol.3:
ジャガーの先進性「アルミニウム」について

Vol.4:
伝統技術と最新テクノロジーが織り成すインテリア

Chapter:3
Vol.5:
「XK」ネーミングの由来

Vol.6:
XJシリーズの歴史


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